岸田前総理大臣は先ほど、第35回高松宮殿下記念世界文化賞の授賞式で祝辞を述べ、「文化・芸術の力は、平和で安定した国際社会の礎になる」と強調した。岸田氏はスピーチで「文化・芸術の発展は、他者との共感や信頼、相互理解の促進を可能とし、それが平和で安定した国際社会の礎になると信じています」と述べ、ウクライナや中東での紛争や気候変動に触れ、こうした厳しい時代の課題に国境を越えて立ち向かう礎としての世界文化賞の意義を強調した。さらに岸田氏は、受賞者を祝ったうえで、「文化・芸術を通して人々に生きる喜びや力を与え、世界平和に貢献されることを大いに期待しています」と呼びかけた。