おととい歴代総理を開いた会合で石破総理の進退に言及される場面があったことがわかった。きのう午後、参議院選挙で当選した御礼のため石破総理を訪ねた鈴木宗男氏が「会った瞬間から凜としていた。総理は国益と国民生活を守る、政治空白を作ってはいけないという強い信念を感じた」と話し、石破総理の胸中を代弁した。娘・鈴木貴子衆院議員らが求めている退陣論については「『民主主義だからいろんな意見があっていい』と総理は淡々としていた」と語った。日に日に迫る石破総理への包囲網。おととい開かれた総理経験者3人の会談では「出処進退の話は一切出ていない」と説明した石破総理だが、出席者からは実質的に辞任を促す発言があったことが明らかになった。岸田前総理は「最低限、党の分裂は避けないといけない」、麻生前総理は「石破自民党では選挙に勝てないことが明らかになった。対応を考えなきゃいけない」などと発言。昨夜、石破総理は「引き続き全力を尽くして参りたい」と述べた。