気象庁は中国地方と北陸地方が梅雨入りしたと発表した。このあとも各地で雨が強まることが予想され、あさってにかけて広範囲で警報級の大雨に警戒が必要。広島地方気象台はきょう、中国地方が梅雨入りしたとみられると発表。今年の中国地方の梅雨入りは平年より16日遅く、去年より24日遅くなっていて、気象庁が統計を開始した1951年以降で3番目に遅くなっている。中国地方は、これから明日にかけて断続的に局地的に雷を伴った激しい雨となり、特に広島県や島根県では明日は「警報級の大雨」となることが予想され、土砂災害などに警戒が必要。梅雨入りが発表された能登半島地震の被災地、石川・輪島市ではタンスや衣類などが雨でぬれないよう大阪から訪れた学生ボランティアらが被災した住宅から運び出す作業を進めていた。県内は明日、雷を伴い、1時間に40ミリの激しい雨が降る予想。地震の影響で地盤が緩んでいるところもあることから、気象台では土砂災害に警戒を呼びかけている。