お気に入りの腕時計を質入れした70代男性の希望額は6000円だったが、査定金額は2000円。査定後、男性は年金受給日まで少しでも贅沢したいという思いで大好きなたばこを購入。質店で借りられるお金はリユースショップなどの買い取りと比べ安くなることが多い。男性は質入れを選択したことについて「好きな物だから売りたくない。死ぬまで残したい」と話した。質店は客が品物を預け店側が査定し、査定額の約7~8割の金額を客に融資するというもの。客は期限内に元金と利息を払えば品物は手元に戻る。期限内に返済がない場合、客側はお金を返す義務は一切発生しない。店側は品物を販売することで利益を得る仕組み。年金が少ないためお金が必要になったという70代女性は息子の大手メーカーのワイヤレスイヤホンを持ち込み、借り入れた7000円で年金受給日まで生活費に充てるという。年金だけでは生活できない高齢者たちが質店に駆け込む一方で、東京・新宿区歌舞伎町の質店に20代男性がアクセサリーを預けた理由とは。
