愛媛県西予市と大洲市を流れる肱川の現在は穏やかに流れているが、5年前の西日本豪雨の際に7月7日の早朝に肱川上流にある2つのダムが緊急放流し川が氾濫して9人が亡くなった。また土砂災害も県内各地で発生して、愛媛県では関連死を含め33人が犠牲となった。被災地では朝から献花式などの追悼行事が行われたほか、西予市野村町の地元の小学生が復興に携わる市の職員から当時の様子や復興状況を聞きながら町を見て回る校外授業が行われた。川の向こう側は西日本豪雨まで住宅が建ち並んでいた場所だが、浸水の被害を受けて取り壊されて現在はヘリポートを備えた復興公園の建設が進んでいる。災害に強く地域の活性化に繋がる街づくりを目指して、住民を中心に話し合いが重ねられている。