- 出演者
- 南利幸 清水敬亮 井上二郎 赤木野々花
オープニング映像と挨拶。
糸満市の平和記念公園から。今日は第二次大戦の沖縄戦から79年の慰霊の日。今日は朝から遺族などが平和記念公園を訪れ、戦争のない世界に対する気持ちを口にした。戦争で大きな被害を出し、平和への願いを口にする沖縄だが依然として全国の7割の米軍施設が配備され、自衛隊の新舞台が配備・強化・計画されているという。既に戦争を体験した人たちは全体の10%に満たないと見られ、体験者たちの平和への気持ちを引き継ごうと、様々な模索が行われている。
沖縄県南城市の小学校では、沖縄戦を知るという従来の授業とは異なる平和学習が行われている。沖縄戦を学び、考え、つかみ取ろうという取り組み。南城市の馬天小学校を取材。5年生のクラスでは、沖縄戦をテーマに従来とは異なる形の平和学習が行われている。授業の特徴は、もし自分が沖縄戦のころに生きていたら、どのような行動を取るのかを主体的に考えてもらうこと。米須清貴教諭は、子どもたちの意見や問いを基に授業を組み立てることを心がけている。戦争体験者の証言が必ずしも伝わっていないと感じてきたからだという。2年前からは、新たに大学生にも授業に入ってもらう取り組みを始めた。先生が答えを教えるのではなく、一緒に調べてもらうため。戦争体験者の記憶や思いを後世に残そうと続けられてきた平和学習。沖縄戦を知るだけでなく、再び戦争を起こさないために一市民としてどう生きていくか。米須さんは、そのための知恵を将来を担う子どもたちにつかみ取ってもらいたいと考えている。
映像で紹介した沖縄戦に関する授業を行った子どもたちの様子を見た井上アナと赤木アナ。戦時中、戦争に対して逡巡はあったのか、それともそれさえ許されなかったのかなどと疑問を語り、戦争を繰り返させないことが大切だと話した。
天皇皇后両陛下を乗せた政府専用機は、現地時間の22日午後5時半過ぎに、英国の首都ロンドンの郊外にある空港に到着した。両陛下の英国訪問は、おととし、エリザベス女王の国葬に参列するため訪問されて以来で、国際親善のための外国公式訪問は即位後2回目。両陛下はタラップを下りて、出迎えた英国王室と政府の関係者と笑顔であいさつを交わしたあと、車でロンドン市内のホテルに向かわれた。今回の訪問はチャールズ国王からの招待を受けたもので、天皇陛下は23日にはロンドンにある日本文化などの発信拠点を視察される。25日には、皇后さまとともに、国賓として歓迎式典やバッキンガム宮殿で開かれる晩さん会に臨まれる。27日には、ウィンザー城にある英国王室の墓所を訪ねて、エリザベス女王と夫・フィリップ殿下の墓に花を供え、現地日程最終日の28日には、皇后さまとともに、かつてお二人が学んだオックスフォード大学を訪問される予定。
全国の気象情報を伝えた。
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元サッカー日本代表・巻誠一郎さんと永島昭浩さんが石川県輪島市の小学校を訪れ、能登半島地震のあと、避難生活を送る子どもたちと交流した。巻誠一郎さんは熊本地震を永島昭浩さんは阪神・淡路大震災を経験した。巻さんは「熊本地震の時に多くの人が力を貸してくれた、今度は自分たちの番かなと感じた」などと語った。
能登半島地震では、土砂崩れなどで道路が寸断され、多くの地区が孤立状態となり、物資や通信手段の確保が課題となった。石川県では、最も多い時で24地区、最大で3345人が孤立状態になり、こうした孤立地域での備え・対策が課題となっている。岐阜県高山市岩滝地区。土砂災害の危険性が高く、県の孤立予想地域に指定されている。長期の孤立に耐えることを目標に、地区独自に備蓄を増やしてきた。重視した備品の1つが発電機。孤立するような土砂災害が起きれば、停電も起きる可能性が高いと考えた。現在岩滝地区では年間100万円以上を防災のための備えに使ってきた。また能登半島地震では通信が切れてしまうという事態が発生。この対策としてデジタル無線などで連絡がとれないという事態への対策を講じている。
広島県神石高原町ではドローンを活用し、被害の把握や救助物資の輸送を行う。神石高原町では5年前から、ドローンによる地産地防をスローガンに、防災対策を進めてきた。地産地防とは、災害に対して地域が自力で対応する力を備えようという新たな概念(防災科学技術研究所が提唱)。取り組みのきっかけは6年前の西日本豪雨。土砂崩れが多発し、町内で3地区が孤立。このとき問題になったのが初動対応の遅れ。町では避難所の対応に手一杯となり、孤立した地域に関しては後回しになることがあったという。そこで孤立していない近隣の住民がドローンを使って被害状況を確認するようにした。町は希望する住民に対して、ドローンに関する操縦訓練や資格取得にかかる費用をすべて負担し、担い手を育成してきた。5年前に操縦を覚え指導役を担う宮池研吉さん。彼らの団体には警察からの行方不明捜索などの以来が来ているという。こうした依頼や訓練を経て、災害に備えようと考えていると宮池さんは語る。今後は地域の人達が動くことがスタンダードになっていくのではと語った。国では備蓄に関する補助金をだしている、また孤立する前の避難も重要になる。今日放送する明日をまもるナビで、こうした孤立問題に関して紹介する。
政府が、日本や欧米の子どもや若者を対象に行った意識調査の結果、日本の若者が自分に対する満足度が低いことが明らかになった。この意識調査は2013年から5年ごとに続けていて、今回は日本国内に加え、米国、フランス、ドイツ、スウェーデンの4か国の13歳から29歳の人を対象に、去年11月から12月にかけてインターネットを通じて実施した。日本では「自分自身に満足している」と答えた人は57%で、前回の5年前の調査から12ポイント上がった。欧米4か国では、フランスの76%をトップに、いずれも70%を超えていて、日本は最も低くなっている。また、「自国の将来は明るい」と答えた人は23%と、前回より8ポイント下がり、50%〜60%ほどとなった4か国に大きく引き離され、最も低い水準。政府は、貧困対策や教育、就労支援の強化などを通じて、より多くの子どもや若者の意識が変わるよう努めていきたいとしている。
アーバンスポーツ五輪予選シリーズ第2戦。自転車BMXフリースタイル決勝。BMXフリースタイルは予選シリーズ2大会の合計ポイントで上位6名に入ればパリ五輪の出場権が得られる。日本選手で唯一決勝に進んだ中村輪夢選手は1回目で大技を決めるなど観客を沸かせる。日本の中村輪夢は8位。予選シリーズ合計では9位で、過去の実績も踏まえ、2大会連続の五輪出場が濃厚になった。中村選手はパリ五輪で出すための新しい技があるのだと語った。
スケートボード女子パーク準決勝。日本勢4番手からの逆転出場を狙う長谷川瑞穂選手は5位、決勝進出となった。東京五輪金メダリストの四十住さくら選手は9位と決勝進出を逃した。
スケートボード女子ストリート準決勝。織田夢海選手は高得点をマーク、全体2位で決勝進出を果たした。織田選手は自分の持っている技を全て出し切りパリ五輪に近づければと語った。
バレーボールネーションズリーグ準決勝で女子日本代表は世界ランキング1位のブラジル代表と対戦。第1セット、先にセットポイントをとられるがここから逆転し第1セットを先取。そこから互いにセットを取り合い迎えた最終セットまでもつれこみながらの勝利。日本はこの大会初の決勝進出となった。試合後、古賀紗理那選手は決勝はしっかりと楽しんで試合をしたいと話した。
パリ五輪に出場する自衛隊体育学校所属の選手たちの壮行会が開かれ、決意を口にした。初のオリンピックとなる高谷選手は気負わずに調整できればと語った。柔道女子70キロの新添選手はリオ五輪・東京五輪と同階級で日本選手の金メダルが続くことから、自身も必ず金メダルを獲りたいとした。
全国の気象情報を伝えた。