矢嶋さんは103万円の壁の次の展開として、来年度から恒久減税化みたいな話になってくると思いますし、防衛増税の先送りみたいな話になり、普通の展開から考えると、来年度のPB黒字化みたいなのが難しくなり先送化みたいな話になると思います。今回、103万円の壁を突破したという意味で、思考停止の壁も突破すると期待しています。この20年~30年間、『税の話が難しくてできない』の決まり文句を突破し、他の税制や社会保障、働き方のいろんな方向性も変わるでしょう。次の時代がわからない面白い時代になると思います」、阪上さんは「選挙で与党が大敗した直後は、政局不安定化するので日本株にネガティブという見方が結構多かったですが、結果的には政権はそのままで、政策面では103万円の壁のような議論が前向きに議論されてくるような形で、経済にとってプラスの政策が出てきているようにも見えます。過去、長期安定政権の時は日本株上昇しやすく、短命政権が続くと日本株イマイチというのがよく見られたパターンで、今回もそうなるのではないかという懸念はありますが、過去90年代の不良債権問題や2000年代のデフレ、2010年代円高対策とか政権がリーダーシップを持って取り組むべき明確な課題というのがありました。今の状況は、むしろ日本経済だんだん良くなるというのがデフレからの脱却も含め、見えてきている中で必ずしも政権がやる政策というのが明確ではないという状況で、幅広い意見を募る形の方がいいのではないでしょうか。むしろ、少数与党の方が日本株にはプラスかもしれないという考え方もできます」などと話した。明日のモーサテの番組宣伝をした。