祖母が広島で被爆した吉高由里子は今年6月、広島市立基町高等学校を訪ねた。被爆者が実際に見た光景を直接伝えながら描く「原爆の絵」の制作が行われていた。記憶の中にしかない原爆の経験を、油絵にして後世に伝えていく。高校生たちと被爆者が残した「原爆の絵」は、18年間で222点にのぼっている。86歳の内藤愼吾さんは原爆で家族全員を亡くしたが、「原爆の絵」の製作に取り組むことで記憶がよみがえってきたという。今月6日に広島国際会議場で「原爆の絵」は一般公開された。吉高は「今までつなげてくれた先人たちの思いを、次の世代につなげていく思いを持つ人が増えていけば時計は進まない」などとコメントした。
住所: 広島県広島市中区中島町1-5 3階
URL: https://www.pcf.city.hiroshima.jp/icch/
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