広島県内の3つの大学の大学院では、平和学や核軍縮に関する科目の履修で相互に単位を認める単位互換制度を秋から始めることになった。被爆地の大学院が連携することで、平和に関する研究で専門性のある人材育成を進めたいねらいだ。単位互換は、ほかの大学や大学院の授業を受けても単位として認められる制度で、広島大学などは平和や核問題を学ぶ科目を持つ大学間での連携について検討してきた。広島大学大学院の人間社会科学研究科 国際平和共生プログラムと広島市立大学大学院の平和学研究科広島修道大学大学院の法学研究科の3つの大学院の研究科の修士課程で、単位互換制度が導入されることになった。開始はことし10月で、それぞれの大学院が設けている平和学や核軍縮に関する合わせて16の科目が対象となる。この分野での単位互換制度は初めてだということで、被爆地の大学院が連携することで、平和に関する研究で専門性のある人材育成を進めたいねらいだ。広島大学大学院の川野徳幸教授は「国際社会が緊迫化するなかで被爆地がどう対じするのか、さまざまな視点で学ぶメリットがあると思う」と話す。
住所: 広島県広島市安佐南区大塚東3-4-1
URL: http://www.hiroshima-cu.ac.jp/
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