アイスランドの監督が被爆者を描いた映画「TOUCH/タッチ」(配給:パルコユニバーサル映画)。アイスランド人・バルタザールコルマウクル監督に話を聞いた。この作品で伝えたい思いについて、コルマウクル監督は「この作品は一つのメッセージではなく、たくさんのメッセージで織りなされている。一つの大きなメッセージは間違いなく、この世界において戦争犯罪は、二度と起こしてはならないという警告」と話した。コルマウクル監督は今回の映画制作で、初めて広島を訪れた。いま「被爆者」をテーマにした理由について、コルマウクル監督は「今日の世界の指導者たちが核兵器を使う可能性を示唆している中で、今こそこのような戦争犯罪が、人々の人生にどれほど永遠に影響を与えるかというメッセージを、伝えるべき時だと感じた」と語った。2025年は、原爆が世界で初めて投下されてから80年となる。