高齢ドライバーによる死亡事故はこの5年間、右肩上がりに増え続けている(警察庁)。発生率は75歳未満の約2倍。頭をよぎる免許返納。しかし、現実問題として車の運転卒業は難しいと話す人も多くいる。75歳以上の運転免許の返納数は頭打ち状態だが、免許返納を促す新しいサービスが始まる。福岡市のスタートアップ「セーフライド」が来月から1カ月の車なし体験サービスを始める。公共交通機関の経路や時刻を調べ、タクシーを予約するなど不便さを補うサポートをする。滋賀県警が行っている「お試し自主返納」の取り組みを参考にした。昨年度は体験者のおよそ2割が免許を返納した。滋賀県警交通企画課・島崎さんは「それぞれ考えていただくきっかけにしていただければ」などと述べた。
