ユダヤ系アメリカ人留学生のレベッカ・ゴールドシュミットさんはガザ地区への攻撃が始まった当初から毎日のように原爆ドームの前に立って停戦を訴えている。レベッカさんの曽祖父母はナチスの大量虐殺の犠牲になっている。父親はイスラエル出身で幼い頃からユダヤ人として強い意識を持つよう教育を受けてきたが、イスラエルとパレスチナの歴史を学び、ユダヤ人が絶対正義だとする考えに違和感を持つようになったという。原爆ドームの前で停戦を訴え続けるレベッカさんは被爆地広島について「アウシュビッツで家族を亡くした者として被爆者の子や孫と同じような感情を持っています。広島の人は原爆を身をもって知っているからこそすべての戦争の終結を望んでいます。私は広島の人達から声をあげること、行動すること、平和を求めることを学んだのです」と語った。
住所: 広島県広島市中区大手町1-10