2024年、異常気象が続いた一年を振り返る。福岡県太宰府市では、35℃を超えた猛暑日が40日連続を含む62日。国内の歴代記録を更新する歴史的な暑さになった。猛暑日を観測した地点は1万地点以上で過去最多。異常な暑さの中巻き起こったのが「令和のコメ騒動」。福井県にある菓子製造会社では、例年は気温が10℃を下回る10月初めから餅造りの作業に入るが、今年は長引く猛暑で11月初めに作業開始したとのこと。また原材料費・燃料費の高騰などから、餅の価格を7%値上げすることに。コメ以外にも、記録的な暑さで作物の葉が焼けてしまったり、苗を植えても枯れてしまう事態に。野菜の不作は今も食卓に影響を及ぼし続け、例年1玉約150円ほどのキャベツが2倍以上の378円に。それでも赤字の値段だという。