今月29日に開幕するプロ野球。プロ8年目の床田寛樹は、今年のキャンプで初めて自分のペースで調整を任された。主力として信頼された証だが本人は謙虚。その理由は昨シーズン後半の苦い経験から。投球の軸だったツーシームをライト方向に狙われることが増え、後半戦は3勝5敗と負け越し。ツーシーム頼りの投球に限界を感じていた。状況を打開しようと今年のキャンプで取り組んだのはチェンジアップ。後輩の森下暢仁から握り方を教わり試行錯誤していた。実践形式の投球では手応え十分。一方今シーズンではホームランも打ちたいという床田。野球をやっていて唯一楽しいと思えるのがバッティングだという。