- 出演者
- 南利幸 寺門亜衣子 井上二郎 西阪太志
オープニング映像と挨拶。
石川・珠洲市では各避難所に市内の業者が作る弁当を届ける体制が整ったことから、自衛隊による炊き出しは23日で終了となった。利用者の男性は「どれだけ心と体が休まったか、本当に感謝しかない」とコメント。石川・金沢市では輪島朝市が出張して開かれ、通常の3分の1にあたる29店舗が軒を連ねた。
45年にわたり輪島朝市で芋菓子などを販売してきた泉さん。昭和47年、珠洲市で夫ともに菓子店を創業した泉さんは輪島朝市の店舗兼住宅で住み営業を続けた。かきもちは地元の人や観光客からの人気が集まった。客との触れ合いこそが輪島朝市の魅力だという。今年の元日に発生した地震で店舗兼自宅は全壊し離れた場所で夫と避難生活を余儀なくされた。輪島朝市が出張開催されることを知っていたが珠洲市の本店も大きな被害を受けていたため出店しても販売する商品がないと考えていた。息子の佳和さんは本店を経営していて倉庫には被害をまぬがれたかきもちが残っていたという。きょうはかきもちを販売し泉さんは輪島に戻りたいと話した。
マウリツィオ・ポリーニ氏はイタリアミラノ出身で18歳でショパン国際ピアノコンクールで審査員の全員一致で優勝した。50年以上に渡り世界各地で演奏活動を行い現代最高のピアニストの1人とされた。1974年の日本初公演以降、たびたび来日し2010年には高松宮殿下記念世界文化賞を受賞した。浮世絵や漆器など日本文化にも造詣が深いことでも知られている。地元メディアによるとここ数年健康状態が悪く、23日に自宅で亡くなったという。ミラノのスカラ座は声明を発表しポリーニ氏は長年国際的な舞台の絶対的な主人公でありショパンやドビュッシー、ベートーベンなどの作曲家に対する認識を一変させられる演奏家だったと功績を称えた。
訪日外国人旅行者の推移は2024年に入っても増え続けている。調査会社によると、旅館、ホテル企業の人手不足の割合は正社員で68.6%となっている。岐阜県の奥飛騨温泉郷はレトロな建物や露天風呂を楽しめ、外国人にも人気の観光地である。創業53年の旅館ではチェックインを無人化している。宿泊客は動画を参考に手続きを進める。鍵はパスワード方式となっていて支払いも事前にオンラインで行い、現金のやりとりはない。経営する長林さんは80歳を過ぎた頃から旅館業務の負担を感じていたという。助け舟を出したのが息子である。各地の旅館で行われている省力化を調べ、1年をかけて解決したという。食事を廃止周辺の食堂を使うように促している。現在は年間約3000人を受け入れている。旅館の取り組みはデジタル事業を抽象的に活用した中小企業として表彰され、県外の宿泊施設から導入に向けた問い合わせも来ている。
三重県鳥羽市では人手を安定して確保することが課題となっている。鳥羽市はプリ勤務の導入を進めている。高度なスキルを必要としない業務を切り分け、短時間での勤務を担ってもらう仕組みである。市内130の宿泊施設にプチ勤務の活用を呼びかけている。4年前に導入した旅館ではフロントでチェックインと予約管理、案内業務を切り分けた。案内や荷物運びはプチ勤務スタッフが担い、フロントの社員は受付に集中できるようにした。レストランでも細かく業務を分けている。キッズスペースの見守りを担当する森下さんは以前、児童養護施設でフルタイムで働いていたが家族との時間を優先するため1日数時間ほどの働き先を探していた。飛ばしではモチベーションづくりにも力を入れている。この日は観光業に携わる若者にセミナーを行った。
大阪観光大学の小野田教授は人手不足でもいかに楽しませるかが鍵だとしている。宿泊客が料理を作る、風呂を沸かすなど体験を楽しむ宿にする。今後は高付加価値の宿と宿泊客が不足を埋め楽しむ宿に両極化するとしている。観光に携わる人を増やすには中高生などに旅行の楽しさを知ってもらい観光業に興味をもってもらい、賃金の改善が大切だとしている。
内閣府は、社会や国に対する国民の基本的な意識を把握するため、毎年、世論調査を行っている。現在の社会に満足しているかどうか尋ねたところ、「満足している」、「ある程度満足している」と答えた人は合わせて50%。「あまり満足していない」、「満足していない」と答えた人は合わせて48%だった。よい方向に向かっている分野を複数回答で尋ねたところ「医療・福祉」が26%、防災」が24%、「治安」が19%など。悪い方向に向かっている分野では「物価」が69%。「物価」が最も高くなったのは2年連続だった。
大相撲・春場所14日目、尊富士と朝乃山の一番。尊富士は敗れ、新入幕110年ぶりの優勝はおあずけとなった。さらに、尊富士は取組後、右足を気にする素振りを見せて車椅子に乗って土俵を後にした。
パリ五輪競泳代表選考を行う大会の男子200m個人メドレー決勝に、ここまで2種目で代表内定を逃している瀬戸大也が出場。意地を見せて優勝し、3大会連続となる五輪出場を決めた。一方、小方颯は派遣標準記録に0.01秒届かず代表内定はならなかった。
今月29日に開幕するプロ野球。プロ8年目の床田寛樹は、今年のキャンプで初めて自分のペースで調整を任された。主力として信頼された証だが本人は謙虚。その理由は昨シーズン後半の苦い経験から。投球の軸だったツーシームをライト方向に狙われることが増え、後半戦は3勝5敗と負け越し。ツーシーム頼りの投球に限界を感じていた。状況を打開しようと今年のキャンプで取り組んだのはチェンジアップ。後輩の森下暢仁から握り方を教わり試行錯誤していた。実践形式の投球では手応え十分。一方今シーズンではホームランも打ちたいという床田。野球をやっていて唯一楽しいと思えるのがバッティングだという。
全国の気象情報を伝えた。