マウリツィオ・ポリーニ氏はイタリアミラノ出身で18歳でショパン国際ピアノコンクールで審査員の全員一致で優勝した。50年以上に渡り世界各地で演奏活動を行い現代最高のピアニストの1人とされた。1974年の日本初公演以降、たびたび来日し2010年には高松宮殿下記念世界文化賞を受賞した。浮世絵や漆器など日本文化にも造詣が深いことでも知られている。地元メディアによるとここ数年健康状態が悪く、23日に自宅で亡くなったという。ミラノのスカラ座は声明を発表しポリーニ氏は長年国際的な舞台の絶対的な主人公でありショパンやドビュッシー、ベートーベンなどの作曲家に対する認識を一変させられる演奏家だったと功績を称えた。