45年にわたり輪島朝市で芋菓子などを販売してきた泉さん。昭和47年、珠洲市で夫ともに菓子店を創業した泉さんは輪島朝市の店舗兼住宅で住み営業を続けた。かきもちは地元の人や観光客からの人気が集まった。客との触れ合いこそが輪島朝市の魅力だという。今年の元日に発生した地震で店舗兼自宅は全壊し離れた場所で夫と避難生活を余儀なくされた。輪島朝市が出張開催されることを知っていたが珠洲市の本店も大きな被害を受けていたため出店しても販売する商品がないと考えていた。息子の佳和さんは本店を経営していて倉庫には被害をまぬがれたかきもちが残っていたという。きょうはかきもちを販売し泉さんは輪島に戻りたいと話した。