弘前大学の発表によると、1880年に現在の弘前市に史上初めて設立された津軽塗の製造会社「漆器樹産合資会社」が作ったとみられる六角形の重箱と会社の10周年を記念した広告が見つかった。弘前大学・高橋憲人助教が先月にネットオークションで福岡の古物商から落札したもので、福岡に渡ったいきさつは明らかになっていないという。高橋助教によると、重箱のまだら模様や色合いには合資会社で中核を担った津軽塗職人の一門特有の技術が表れている上、量産に向け工程が簡略化されていったことも伺えるという。また広告には日本語と英語の記載があり、会社では当時海外向けの高級品として津軽塗を製造していた可能性が高いとのこと。
住所: 青森県弘前市文京町1
URL: http://www.hirosaki-u.ac.jp/
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