これまでの肥満に対する対策は運動して痩せていく。しかし、これは高齢者た持病のある人はなかなかできない。食欲を抑える薬もあるが消化器系の不調など副作用のリスクが伴ってくる。同じ運動をしていても痩せやすい人、痩せにくい人のメカニズムは不明だったが神戸大学と徳島大学の研究グループは痩せる正体は新タンパク質「PGC-1αb/c」だと突き止めた。運動して痩せるメカニズムを紹介した。運動すると筋肉がエネルギーを消費していく。脂肪など燃焼させることで体重が減少していく。運動するとたんぱく質が筋肉の中に増えてきてエネルギーの消費を促してくれる。たんぱく質が増えやすいと痩せやすい。しかし増えにくいと痩せにくい。小川渉教授は「肥満は万病の元と言われる。肥満の治療法として食事療法、運動療法というのは良い治療法だが、同じ運動をしても痩せやすい人、痩せにくい人がいる」などと話した。痩せるたんぱく質に男女の差はなく遺伝もない。太っている人、高齢者は増えにくいという。将来的には運動しなくてもたんぱく質を増やす痩せる薬の開発につなげたい、食事制限と無関係な肥満治療が可能になる未来が来るのではないかという。痩せるたんぱく質を増えやすくする成分は発見されている。3~5年で効果を検証できるとのこと。
住所: 徳島県徳島市新蔵町2-24
URL: http://www.tokushima-u.ac.jp/
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