天皇陛下がきょう65歳の誕生日を迎えられた。誕生日に先立ちを行われた記者会見で戦後80年を迎え戦争を知らない世代にその体験が伝えられていくことが大切との思いを示された。65歳の誕生日の記者会見。陛下は「自らも戦争を体験していない」とした上で「若い人たちの間で戦中戦後の苦労を語り継ぐ活動が進められていることは戦後80年を迎える今日一層意義深いものとなっている」と述べられた。去年、日本赤十字社に就職された長女の愛子さまについては「職場の話の一つ一つに非常な新鮮さを感じる」と述べ、「一歩一歩成長している様子を会話見ることができ、大変嬉しく思っております」と話された。また今年、筑波大学に進学される秋篠宮家の長男・悠仁さまについては「大学生活を通して本当に自分がやりたいことを見つけるとともにさまざまな人と出会い実り多い学生生活を送ってほしい」と願われた。一方、秋篠宮さまが「いじめ的情報と感じる」としたネット上の書き込みについては「心や立場を傷つけることもあるということを常に心に留めておく必要があると思う」と述べられた。