南海トラフ地震などの災害時に、建物が使用できなくなった場合に備えて愛南警察署は、代わりの説として閉校になった小学校の校舎を使えるよう街と協定を結んだ。南海トラフ地震は、愛南町で最大震度7が見込まれ、川沿いにある愛南警察署では津波による浸水も想定されている。警察によると、今後は校舎に警察の装備品や食料などの備蓄を進めるほか、災害時には警察の指揮所などを設置して救助の活動拠点として活用するという。警察が並行した学校の校舎を災害時の拠点として活用する協定を結んだのは県内で初めてで、愛南警察署は今後、校舎を活用した訓練などを行い、災害に強いまちづくりを進めていきたいと話している。