神奈川県愛川町で話題のお店「ごっつぁん弁当 愛川店」は、常にお客であふれる超人気店。のり弁当が213円、200g以上も入った焼きそばは205円。お弁当を3つ買った人でも合計で766円だった。お店の一番人気はのり弁当にコロッケ、から揚げ、スパゲッティが追加された「のりDX弁当」(327円)。お店は去年オープン。大切にしているのはおいしさと安さだ。大量に仕入れて大量に作って大量に販売する、まさに「薄利多売」。それを実現させるため、様々な工夫をしている。1つ目は「種類をしぼる」。レパートリーは50種類ほどあるが、日替わりで7~8種類にメニューを絞り、食材のロスを無くしている。2つ目は「注文制ではなく作り置き」。絞ったメニューを一度に大量に作り置きすることで、お客さんの滞在時間が短くなり回転率が高まる。3つ目は「食材以外の余計なものは使わない」。バランや小分け用のカップなどは使わず、しょうゆ・ソースなどの調味料は有料にすることで、1か月あたり3万5000円の経費削減になっているという。こうした企業努力で、多い時には1日1000個も売って薄利多売を実現している。今では地域の台所代わりに。お店の五味健志さんが「頑張ってくれている仲間たちがいるから、なんとか維持できております。みなさんと一緒に頑張っていきたいと思います」と語った。