今日のテーマは「小1の壁」。昔から言われている、子どもが小学校に上がると、保育園のときと比べて預けられる時間が短くなり、仕事との両立が難しくなる問題。さらに今は「朝の小1の壁」ということが言われている。愛知県内で暮らす小野澤万紀子は夫と小学2年生の娘、3歳の息子と暮らしている。午前6時30分、夫が先に家を出る。メーカーで働く万紀子の始業時間は午前8時。勤務先までは約1時間。娘が保育園に通っていた時には6時50分に家を出ていたが小学校に入学すると娘の集団登校の出発時間は7時45分。それまで娘を見守ってから仕事に出ると間に合わない。娘と相談した上で万紀子は娘1人を家に残して出ていくことになった。こうした親不在の朝が小学校入学後から続いている。
一方朝の「小1の壁」がきっかけで仕事を辞めた人もいる。神奈川県に暮らす齋藤知子は金融関係の企業で働いている。夫・淳彦は娘の小学校入学を機に通信会社の管理職を退職した。原因は娘の小学校登校時間と夫婦の朝の出社時間がうまく調整できなくなったことだった。娘は1人で戸締りをして家を出ることに不安を感じていたため夫婦のどちらかが毎朝家に残らなければならなくなった。転職先には子育てとの両立に理解がありフレックス勤務など柔軟な働き方ができるベンチャー企業を選んだという。淳彦は「出来ることならば転職せずに壁を乗り越えられればよかった」などと話した。
一方朝の「小1の壁」がきっかけで仕事を辞めた人もいる。神奈川県に暮らす齋藤知子は金融関係の企業で働いている。夫・淳彦は娘の小学校入学を機に通信会社の管理職を退職した。原因は娘の小学校登校時間と夫婦の朝の出社時間がうまく調整できなくなったことだった。娘は1人で戸締りをして家を出ることに不安を感じていたため夫婦のどちらかが毎朝家に残らなければならなくなった。転職先には子育てとの両立に理解がありフレックス勤務など柔軟な働き方ができるベンチャー企業を選んだという。淳彦は「出来ることならば転職せずに壁を乗り越えられればよかった」などと話した。