医労連による看護職員が不足しているかについての調査では、75.4%が「はい」と回答した。看護職員の需給見通しは、2025年に180.2万人の需要となったが、供給は174.7万人と不足の状態になっている。小学生のなりたい職業ランキングの上位に看護師が入っているものの、大学・看護師学校養成所の受験者数は2020年に約19万8000人だったのに対し、2025年は約14万1000人と、5万7000人減っており、閉校する学校も出ている。また、看護職員不足による医療提供体制の調査では、看護職員が不足している病院のうち83%が、入浴回数を減らしたりナースコールへの対応ができなかったりと患者へのサービス低下を感じているという。千葉・銚子市の島田総合病院では、2025年4月から看護職員不足で120ある病床のうち24床を休止している。24時間体制で患者を見守る病院については、2025年の調査で8時間以上の長時間勤務となる二交代制の病棟が54.8%と過去最多で、5割弱の病棟で心身への負担が大きくなる16時間以上の夜勤を行なっているという。看護職員には給与面の課題があり、就業者数最多となる45~49歳の看護師の賃金は、全産業の大卒賃金より約10万円下がるという。看護師・看護ジャーナリストの高山真由子さんは「看護師の給与は診療報酬などから賄われ、経営者が上げたくても上げられない現状があります。最近は新卒の初任給が上がるニュースが出ていて、今までより差を感じやすくなっているのでは。病院は診療報酬以外の収入確保を考える段階に来ているのではないでしょうか」などと話した。
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URL: http://www.hosp.keio.ac.jp/
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