9月27日、自民党総裁選で石破茂氏が新総裁に選ばれた瞬間、誰よりも驚きの表情を見せた妻・佳子さん。1回目の投票では高市早苗氏に次いで2位だった石破氏が決選投票で逆転する劇的な展開に。自民党総裁の妻として近々日本のファーストレディーとなる見込みの佳子さん。2人は慶應義塾大学法学部の同級生。政治家人生を二人三脚で歩み、最後の戦いと位置付けた5回目の挑戦で自民党総裁の座に上り詰めた石破氏。安心、安全に暮らせる国を目指し目玉政策として訴えてきた防災省創設。地震や豪雨など自然災害が多発する日本にとって防災対策から災害時の初動対応、復旧、復興までを一手に担う専門の省庁が必要だという考え。多くの国民が物価高にあえぐ中、注目される経済政策。税制については「法人税は上げる余地がある」としている。今回の総裁選で争点の1つとなっていた解雇規制の見直し。小泉進次郎氏は「正規で雇いやすい環境を作っていかなければならない」、高市早苗氏は「日本の解雇規制がきつすぎるかといえばそうじゃない」、石破総裁は「いかにして労働者の権利が守られるか。経営者がいかにして有能な人材を確保するか。両立の観点から解雇規制の緩和は議論されるべき」と述べた。新総裁になった直後の会見では、小泉氏と高市氏の2人とも要職に付く可能性を示唆。