日本人の2015年から2021年までの最も多い死因が認知症だった。1990年と2005年はいずれも脳卒中が死因として最も多かった。認知症は、1990年は6位、2005年は4位だった。肺がんは4位で、10万人あたりの死者数は約72人。認知症は、10万人あたり約135人が死亡している。認知症のなかには、認知症による誤嚥性肺炎、老衰、心不全なども含まれている。がんは細かく分類されているため、今回は認知症が最も多くなったという。がんをすべて合わせた場合は認知症を上回って最も多くなるという。認知症家族が今思うとあの頃から認知症だったかもしれないと思った時期から診断までにかかった時間は平均で16.2カ月。医療機関を受診させようと思った時期から受診までは平均で11.6カ月かかっている。同居家族が認知症を疑った症状としては、物忘れが最も多く、金銭や薬の管理ができなくなったことなどが挙げられている。橋下は、誰でもなり得るものだから、恥ずかしいと思わないで、必ず診察を受けることが重要だなどと話した。