ニューヨーク市長選で当選確実となったマムダニ氏。アフリカ出身のインド系で、ニューヨーク市長では初のイスラム教徒。民主社会主義者を自認し、家賃の値上げ凍結など左派色強い政策を訴えた。政策が支持を集め、当初ほぼ無名も大逆転。トランプ大統領は「共産主義者だ」などと批判していて、「マムダニ氏が市長になれば政府の資金打ち切る」とも明言している。専門家は「ニューヨークは物価が高い。悲鳴にも似た声がマムダニ氏を後押しした」と話す。また同日には2州知事選も行われた。ニュージャージー州では民主党候補が地盤を守り抜き、バージニア州でも民主党候補が共和党の現職の路線継承掲げた副知事を破った。勝利したスパンバーガー氏は穏健派で中道路線を強調し、無党派層からも広く支持集めたか。中間選挙に向けた両党の動きはどうなるのか。専門家は「民主党は、今回の3つの選挙ではトランプ政権下で物価高続き雇用環境悪化という不満を背景に勝利した」「共和党は中間選挙に向けてより暮らし向きがよくなったと具体的に実感できる状況を作り出していかなければと思っているのでは」などと指摘。
