異常な大雨が頻発する中、いかに早く検知できるかが安全確保のカギになっている。埼玉県和光市、ことし7月31日、関東にことし初めての記録的短時間大雨情報が出た。埼玉県の広い範囲を中心に激しい雨が降り続き、各地で冠水が発生。冠水をいち早く把握するためおとといインターネット上で一般公開された国土交通省の浸水センサ表示システム。戸田市役所では過去に冠水したことのある道路や河川の近くなど18か所に58のセンサーを設置した。一般企業では社員の安全確保への活用が期待される。2019年に台風の影響で一帯が冠水した朝日航洋。建物の1階部分まで浸水。会社周辺などにセンサーを設置。ことし8月の台風による大雨ではセンサーが冠水を検知、社員の出社取りやめの判断につながった。