今日午後、両国国技館には長い行列が出来ている。国技館の中では現役力士との交流や今年1月に起きた能登半島地震の復興支援を目的とした勧進大相撲が行われた。勧進相撲とは相撲を披露することで寺院や神社などの建立・修繕のための寄付を募ることである。今回、能登半島地震の義援金を集めるために62年ぶりに開催された。勧進相撲では現役力士の普段見られない姿もあり、歌声で元気を届けていた。今回募金で集まった入場料は全額被災地へ寄付されるという。今回の勧進大相撲には被災地出身の力士も参加し、石川県津幡町出身の大の里(23)は春場所前に故郷の石川を訪れていた。大の里は「沢山の避難している方とお会いすることが出来て、パワーをいただいた」などと話した。力をもらったという大の里は先月行われた春場所で11勝をあげ、敢闘賞と技能賞をW受賞した。大の里は「勝つことが一番元気を届けること、5月場所に向けて頑張りたい」などと話した。