自治体が運営する駄菓子屋もある。江戸川区が去年開いた駄菓子屋は引きこもりの人たちが就労体験できる。複雑な仕事は少なく様々な人と接する経験をし、社会とのつながりを実感してもらうのが狙い。週2回、働く小野寺さんは4年半の引きこもり生活をし、抜け出せず悩んでいたという。中学3年の時に体育祭で失敗したことをきっかけに不登校になり、その後摂食障害で入院するなど体調を崩し、家から出ることができなくなってしまった。在宅治療を受けて、体調は回復。新しい一歩を踏み出すために駄菓子屋で働くことにしたという。小野寺さんは福祉の資格を取得することが目標だという。江戸川区には9000人以上引きこもりがおり、簡単にできる仕事と集まれる場所を求めているため、駄菓子屋をスタートさせたという。これまでに7人が就労体験を行い、うち2人が企業などに実際に就職したという。