昨日、現職の総理大臣として初めて政治倫理審査会に出席した岸田首相は冒頭で、「国民の皆様方に疑念を招き、政治不信を引き起こしていることに関して自民党総裁として心からお詫びを申し上げます。」と謝罪した。質疑では野田元首相が裏金に関わった自民党議員全員の責任のとり方を追求した。岸田首相は「政治家として説明責任、政治責任、道義的責任がある。党として処分を始めとする政治責任についても判断を行う。」と話した。野田元首相は続けて「岸田首相が2022年に7回パーティを開いているのは異常ではないか。首相在任中には個人として政治資金パーティーを開かないと明言できるか」と迫った。岸田首相は「私のパーティは勉強会だ」と話したうえで、「在任中に行うことはない」と話した。岸田首相は「連座制」の導入や政治団体への監査の対象や範囲を拡大すること、収支報告書のオンライン提出の促進など法改正について検討していく考えを示した。政倫審は今日も行われ、安倍派の幹部4人が出席し説明する予定との事。