国会は会期末まで1週間を切り政治資金規正法改正案の審議も大詰めを迎えている。立憲民主党は政策活動費について10年後ではなく、5年後に公開するよう求めたが自民党は応じなかった。立憲民主党・宮口参院議員は「5年後の公開を提案させてもらいたい」とただし、自民党法案提供者・鈴木衆院議員は「(改正案は)罰則がかかるということでかなり大きな改正。第三者機関も検討することで適切性を担保している」と述べた。一方、衆議院では改正案に賛成した日本維新の会だが、旧文通費の使い道の公開について今の国会で実現しなければ参議院では反対に回る姿勢を示した。日本維新の会・音喜多政調会長は「総理や自民党が合意を約束をほごにされる、だます、嘘をつくのであれば、法案採決で賛成することはありえない」と述べた。自民党は旧文通費の法改正は今回の規正法の改正とは違うとして切り離す考え。規正法改正案は公明党などの賛成だけとなっても明日にも委員会での採決に踏み切る考え。立憲民主党はあさっての党首討論を山場と捉え、岸田総理大臣の姿勢を厳しく追及し解散を迫る考え。