八潮市で起きた道路陥没を受け、全国で下水道管の特別調査が行われた。全国調査は国が自治体に要請して行われ、優先的に調べた場所の結果が委員会できょう報告された。結果は緊急度1と2に分けられる。緊急度1は1年以内の対策が必要とされ、判定された下水道管は35都道府県で72キロメートルにのぼった。都道府県別では愛知県がトップ。緊急度2は5年以内の対策が必要とされ、判定された下水道管は36都道府県で225キロメートルにのぼった。緊急度1の判定を受けた下水道管を管理している千葉県。下水道管に見つかった穴には外部から地下水が流れ込んでいたという。穴の直径は5センチほどだが、放置することで土砂などが入り込み地中に空洞できる原因になりかねない。担当者は「速やかに補修をしていきたい」などと話したが、人手不足を懸念していた。NHKのアンケートでは、人手不足を感じると答えた自治体は7割以上に。民間業者に対しても人手不足を感じると答えた自治体は7割あって、下水道管工事の入札が成立しないケースが増えているという。国は「各自治体に技術・財政面などで支援を行っていく」としている。専門家は、使用料を値上げする自治体が多くなる可能性を指摘。
住所: 東京都港区六本木7-22-1
URL: http://www.grips.ac.jp/jp/
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