米「ワシントン・ポスト」が「人混みを避けて2024年に旅すべき場所」としてイタリア、スコットランド、ポルトガルといった世界の穴場12カ所を紹介。その中で日本から選ばれたのが福井県。「福井は寺院や温泉、越前ガニといったグルメやアートが楽しめる旅行先です」と伝えた。まず寺院の中で勧めているのが永平寺。永平寺は700年以上の歴史がある曹洞宗の大本山。両脇に長い時を物語る巨木が立ち並ぶ苔むす参道や境内には侘び寂びを感じさせる佇まいの多くの建設物が。永平寺の魅力について福井県在住のカナダ人・ピエールさんは「色んなお坊さんが皆さん口を揃えて言うのが普通のお寺よりも神聖な場所かもしれないということ。その禅の精神・スピリチュアルな精神は色んな福井の文化に直結しているように思える」と話す。また、温泉も魅力の一つ。例えばあわら温泉には74の源泉があり、泉質が異なるお湯が楽しめるという。さらに去年7月にリニューアルした福井県立恐竜博物館も見所の一つ。高さ13mの恐竜モニュメントや実物大の恐竜が動き回る巨大スクリーン。さらに実物の化石など子どもから大人まで楽しめる展示が盛りだくさん。その福井には来月北陸新幹線が敦賀まで延伸。東京からの移動時間は3時間を切ることになる。また、福井を旅行する際に補助率50%上限1人1泊あたり2万円の代金を割り引く北陸応援割がこの春を念頭に実施予定。
住所: 福井県敦賀市鉄輪町1-1-24