10年をかけて行われる光明寺の解体工事。最大の特徴は解体後に修復して建て直すこと。そこには文化財ならでは難関がある。修復する際には文化庁が定める基準に乗っ取らなければならない。極力部材を再利用し、当時の技法・仕様を再現するよう定められている。いつ、どのように作られたのか調査するのは文化庁から委託された専門家に委ねられている。叩いたときの音で木の密度を調べ、キリを差して内部の腐敗状況を調べる。再び使えるかどうか木の健康診断を行う。解体する部材は2万点以上。果てしない作業が進められる。
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