不登校に関する文部科学省の委託調査の結果がきのう公表された。不登校のきっかけに関する質問で、児童・生徒の回答は心身の不調に関する項目が約7割、教員では2割未満となるなど認識に大きな開きがあった。文部科学省は不登校などの全国調査の方法の見直しを決定し、全国の教育委員会などの今年度調査票を送った。これまで不登校の主な要因をいじめ、無気力・不安などから学校側の認識に基づき1つを選んでいたが、今後はいじめの相談があった、宿題未提出がみられた、不安・抑うつ相談があったなど、背景事実をもとに複数回答する方法にするという。