きのう投開票された参議院選挙で、与党の過半数割れが決定した。自民党は1989年に記録した過去最低の36議席に近い水準となる見通し。公明党も過去最低の9議席に近い水準となる見通し。参政党は東京や大阪、愛知、福岡などで当選を果たすなど躍進し、単独で法案提出が可能な11議席を確保した。国民民主党も衆議院選挙に続き議席を伸ばし、公示前の4倍になっている。結果を受け、石破総理大臣は続投する考えを明らかにした。石破総理はきょう午後、記者会見で今後の方針を説明し、理解を求める考え。自民党内からは退陣論が高まっている。麻生最高顧問や岸田前総理大臣らの対応が焦点。公明党・斉藤鉄夫代表はインターネット番組で「結果が悪かったら離れると信頼を失う」と延べ、自民党との連立政権を維持する考えを明らかにした。野党からは自公政権との連立を否定する声が相次いでいる。立憲民主党・野田代表は「基本的にあり得ないというふうに思う」、国民民主党・玉木代表は「どういう政策を共に進めていけるかが重要」、参政党・神谷代表は「ここまで飛躍できると思っていなかった」などと述べた。
