続いて兵庫県知事選挙。パワハラの疑いなどを告発する文書を巡り前知事が県議会から不信任を議決され失職したことに伴って行われる今回の選挙。出直しを目指す前知事と新人6人が立候補し過去最多の7人による論戦となっている。前参議院議員・清水貴之さんは民放のアナウンサーを経て2期11年、国政で活動してきた。所属していた日本維新の会を離党して臨んでいる。県政を立て直し県の豊かな食や文化に触れてもらう滞在型の観光や教育費の実質的な無償化などを推進すると主張している。前兵庫県尼崎市長・稲村和美さんは平成22年に当時全国最年少の女性市長として当選し3期12年務めた。今回の問題をめぐる県の対応を批判した上でハラスメント防止条例の制定や子育て支援のための交付金の創設などを訴える。前知事・斎藤元彦さんは総務省の官僚などを経て3年前に初当選したが失職。出直し選挙に臨んでいる。県立大学の授業料無償化や財政改革などを進めてきたと強調し、若者への投資や物価高対策などの継続を訴えている。共産党が推薦する医師・大澤芳清さんはふだん、整形外科医として診療に当たっている。県政を正常化するとした上で、18歳までの医療費を無料にすることや最低賃金の引き上げなどを主張している。レコード会社社長・福本繁幸さん。若者や高齢者を支援し県の活性化を図るとしている。政治団体NHKから国民を守る党党首・立花孝志さんは参議院議員などを務めてきた。今回の問題で前知事の対応は適切だったとして当選を目的にせず、これまでの県政の継続を呼びかけている。ニュース分析会社社長・木島洋嗣さんは東京と並ぶ経済圏を作るなどと訴えている。兵庫県知事選挙は今月17日に投票が行われる。