「防災の日」のきょう、石破総理は首都直下地震を想定した訓練を視察した。日々精力的に日程をこなす一方、”石破おろし”の動きは収まる気配がない。これまで総理の続投を求める石破辞めるなデモも行われており、自民党内だけでなく、有権者も二分する形になっている。党内では総裁選前倒しを巡る駆け引きが激化している。週末、森山幹事長は地元・鹿児島で世論調査で石破内閣の支持率が上昇していることを念頭に総裁選実施を求める動きを「国民の皆さんの世論と自民党内の世論が乖離しているとすれば非常に怖い」と牽制した。また、石破総理も周囲に”民意と党内の意見に乖離があるなら解散・総選挙も選択肢”との考えを示していて一歩も譲らない構え。一方でこうした圧力が逆効果になっていると指摘も。政府内でも既に副大臣・政務官約10人が賛成を表明するなど広がりを見せつつある。あす取りまとめ予定の参院選敗北の総括には石破総理の責任問題は明記されない見通しで前倒しに向けた多数派工作は今週本格化していくものとみられる。