きのう、例年より10日以上遅い梅雨入りをした新潟県では、私たちの生活に関わる異変が起きていた。近年の気候変化の影響で生産する米の種類を変える動き田出ている。コメ農家の水野美保さんによると、去年夏、田んぼに入ったひびなどの影響でコシヒカリの質が低下し売り上げが3割減ったという。このためコシヒカリよりも暑さに強い「新之助」という新しい品種を増やした。遅い梅雨は新潟のもう1つの宝にも影響を及ぼしていた。およそ1万匹のニシキゴイを飼育している松田養鯉場では池の水位が20cmほど下がっている。去年、水不足と猛暑の影響で20匹のニシキゴイが死に、400万円に及ぶ損害が出た。朝比奈諒さんは「夏の猛暑は一番不安」と話している。