自転車の悪質な運転をした運転手に対し青切符を交付し反則金を求めることなどを盛り込んだ道路交通法改正案がきのう閣議決定された。取り締りは事故が起きやすい場所を中心に実施される。比較的軽微な112種類の違反が対象で反則金は5000円から~1万2000円。対象は16歳以上で運転者が反則金を納付すれば刑事処分はない。危険な違反については引き続き赤切符が交付され刑事手続きの対象となる。改正案は今の通常国会に提出され成立すれば2026年までに実施される。スマホなどの使用は1万2000円、信号無視は6000円、右側通行は6000円など。全国の交通事故発生件数は毎年減少しているが、自転車関連の事故件数は3年連続で増加している。赤切符の数は2013年からここ10年で約3.4倍に増えている。青切符は反則金を納付すれば起訴されない制度なので、効率的な取り締まりが期待できる。