今日発表された実質賃金は、リーマンショックを超える24か月連続の減少となった。家計の悪化に歯止めがかからない状態。物価は上がっているのに会社が給料を上げない。暮らしは厳しくなる一方。給与に物価の影響を反映させた実質賃金がまた減った。今年3月は、前の年の同じ月と比べてマイナス2.5%。減少は丸2年におよび、リーマンショック前後の23か月を超え、過去最長。厚労省は物価の上昇に対し、賃金の伸びが追いついていない状況が続いているとしている。非正規で働く人たちが賃上げを求める非正規春闘。107社中48社からは賃上げの回答がなく、59社からは回答があったものの平均3〜4%ほどの賃上げ。都内の倉庫で働く川邉隆さんは、常に最低賃金。賃金が上がるときは東京都の最低賃金が上がるとき。自分は最低賃金に張りついているという。大企業の賃金アップが波及して自分の賃金も上がるかもしれない。その期待は裏切られ続けている。