発達を続けながらノロノロと西へ進んでいる「台風10号」、日本列島に接近する前から各地で大雨をもたらす予想。宮崎・日南市では、台風の接近前にも関わらず強い雨が降っている。気象庁は、きょうも台風の影響で大気が不安定となり、東海地方では線状降水帯が発生する恐れがあるとして警戒を呼びかけている。きのう都内のホームセンターを取材すると、台風対策のコーナーが設置されていた。特に売れてるのが窓ガラスを保護するフィルムや養生テープなど強風に備えた商品。都内は先週、記録的な大雨に見舞われたばかり。ゲリラ雷雨が発生した新宿では、マンホールの蓋が勢いよく吹き飛んだ。マンホールの蓋の重さは約100キロ。短時間で大量の雨水が流れ込んだことで下水管内の空気が圧縮されて蓋が押し出される「エアーハンマー現象」が起きた可能性がある。全国2位のシェアを誇るマンホールの蓋メーカー「長島鋳物」を取材した。マンホールの蓋は軽量化を進めつつ、吹き飛びにくいように改良されてるというが、東京都は地域の特性などを踏まえつつ、その場に適したマンホール蓋に交換していく方針。一般的にマンホール蓋の耐用年数は、車道15年歩道30年。全国で推定1600万基の蓋があるが、約350万基が耐用年数を超えてるという。