交通手段として注目されているAIオンデマンドバスについて、きょう東京都新宿区で運行の実証実験が始まった。AIオンデマンドバスは決まった時刻表や運行ルートがなく利用者の希望に応じてAI人工知能が自動でルートを設定する乗り合いバス。実証実験が行われるのは区の北西部およそ3平方キロメートルのエリア。乗り降りの場所として駅やスーパーマーケット、病院といった人が集まる場所や坂の多い住宅地など44か所が設定される。利用者は予約用のアプリや電話で乗る場所と降りる場所、それに希望する時間を指定する。運行は来年3月7日までの平日午前9時から午後5時までで運賃は大人400円、子ども200円。実験が行われる地域の中井町会の末木隆夫会長。地域には坂が多くAIオンデマンドバスを新たな移動手段として期待しているという。バスの利用を考えている森田昌孝さんは病院や駅などに行く際、これまではタクシーをよく利用していたという。