北海道函館市で日本消化器外科学会の総会が行われ、函館から新宿の患者の胃のモデルを使った遠隔手術の実証実験が行われた。使用されているのは手術支援ロボットのhinotoriで、消化器外科・婦人科・泌尿科の保険適用手術で使用される国産初のものである。コンパクトな設計で人の指ではできない繊細な動きができると紹介。G7群馬高崎デジタル・技術大臣会合では医療と通信技術が融合した最新のデジタル技術だとアピールされた。遅延は0.025秒ほどで光ファイバーの技術をベースとして商用ネットワークで実証実験を行ったという。他の部門の医師は増加傾向であるのに対し、外科医は20年間数が変わっておらず、医師自体も大都市圏の病院に勤務する傾向があるため人手不足や医療格差が懸念される。そのため遠隔手術の確立は急務である。病院や病床が減少する中で今後高齢化が進みピークを迎える2040年には年168万人が死亡するとの推計がある。ファストドクターは生活習慣病の予防でもオンライン診療を開始した。2025年度の介護が必要な人は243万人で2040年度には280万人まで増加する見込みである一方で介護に携わる人は2025年に32万人、2040年度には69万人が不足すると推計されている。サンタフェガーデンヒルズではロボットを使った入所者の介助の他、デジタル機器を使用しベッドに設置されたセンサーで1人1人の状況をつぶさに把握していると紹介。