物流を担うトラックドライバーの不足が課題となる中、国とトラックメーカーなどは再来年度以降、ドライバーがいない状態でトラックが高速道路での自動運転を行う「レベル4」の実現を目指して、新東名高速道路で実証実験を開始した。実証実験が行われるのは、静岡県の駿河湾沼津サービスエリアと浜松サービスエリアのおよそ110キロの区間で、きのうは浜松サービスエリア内で、トラックが決められたスペースに自動運転で駐車したり発進したりする様子が報道陣に公開された。今後は国が道路側に設置するセンサーや通信機器を活用し、トラック側にほかの車の走行状況を伝えてサービスエリアから本線に合流させる実験や、交通事故や工事規制などの情報を伝える実験も行うという。