今日、兵庫・豊岡市で新米の出荷式が行われ、極早生品種約26トンがトラックに積み込まれた。今月11日~17日の全国のスーパーでのコメ5キロの販売価格は3804円と、2週連続で値上がりとなった。農林水産省は、価格が高い新米が販売され始めたことが要因としている。今日、新潟県で早生品種の新米の検査が行われた。猛暑の影響が心配されたが、昨日までに持ち込まれたのは全て1等米の品質だったという。農水省によると、今年のコメの生産量は、56万トン増加の735万トンになるという。今後の新米の価格について、流通経済研究所の折笠俊輔主席研究員は4200円~4500円と予想している。業界内で不安感が消えないことや、農協から農家への支払額が増えたことなどから、新米が出回ってもコメの値段は下がらない可能性が高いという。また、以前のようなコメの平均価格2000円台に戻ることはないとみられているが、2026年産は3200円~3300円で販売されると予想されている。