中国の若者がいま金を購入している。背景には中国の経済不況があるという。1月の新築住宅価格指数が主要70都市のうち56都市で前月より下落している。中国・広東省の建設がストップした建物。中には人が住んでいた。住人男性によると、マンションは1995年に開発がスタートし無利子での分割払いをうたっていて多くの人が物件を購入した。しかし開発業者の資金繰りが悪化し建設がストップしてしまった。ローンを抱えた状態で他の物件を買う余裕もない人がそのまま住んでいるという。これら完成していない建物は“鬼城”と呼ばれている。2021年夏には不動産大手・恒大集団の経営危機が表面化。負債額は約49兆5000億円といわれていた。阿古智子は「大都市はまだ崩壊していないが価格がどんどん下がっている。仕事も失業率が上がっているので海外に出てしまう若者もいる」などと話す。中国では不動産価格、金利、株価が下がっている中、金の相場が上がっている。中国では元から金に投資する習慣があるという。八代英輝は「グローバルに信用できるのが金だけということなのだと思う」と話した。伊藤聡子は「中国の金融機関が破綻すると日本も共倒れになる可能性があると思う」と話した。