本州付近に停滞する梅雨前線の影響で、きのうは全国の広い範囲で大気の状態が不安定になった。岐阜・高山市では1時間に54.5ミリの非常に激しい雨を観測し、河川の増水が相次いだ。岡山・新見市付近では、午後7時30分までの1時間に約100ミリの猛烈な雨が降ったとみられ、今年初めて「記録的短時間大雨情報」が発表された。大阪・関西万博の会場では地面に叩きつけるような大雨に見舞われ、走って避難する人がみられた。きのう午前9時に小笠原近海で台風2号が発生。今後北上して今夜にも熱帯低気圧に変わる見通しだが、関東では強い雨や風に警戒が必要。