第217通常国会がきょう召集され、参議院では午前10時から本会議が開かれ、常任委員長の選出や特別委員会の設置などの手続きが行われた。国会ではこのあと天皇陛下をお迎えして開会式が行われ、その後衆参両院の本会議で石破総理大臣の施政方針演説など政府4演説が行われる。これに先立ち石破総理大臣は「多くの党に賛同してもらえるよう誠心誠意努めていく」と述べた。一方、立憲民主党の野田代表は「一番大きな焦点は、前半は予算案の審議。学校給食費の無償化、介護・保育の処遇改善などの政策に生かしていけるよう、財源に責任を持った対応ができるよう存在感を示せる国会にしたい」と述べた。通常国会の会期は6月22日までの150日間で、夏には参議院選挙や東京都議会議員選挙を控えていることから序盤から与野党の激しい論戦が展開される見通し。